税の便利な知識をお伝えすることで、少しでも相続税と円満な相続のお役に立てればと思います。
ここでは、今後不定期に追加していきますので、ぜひご参考にしてください。
第11回目は「贈与税の配偶者控除」についてです。
結婚してから20年以上経過する夫婦が、相手から自宅やその敷地などの居住用財産をもらった場合、最高2,000万円の控除を受けることができます。この節税対策は、一生に一度だけ活用することができます。
(1) 建物要件
床面積 | 新築後の経過年 | |
非木造 | 木造※ | |
50㎡以上
240㎡以下 |
25年以内 | 20年以内 |
※木造には軽量鉄骨造を含みます。
(2) 一定額
新築された日 | 控除額 |
昭和56年7月1日~昭和60年3月31日 | 420万円 |
昭和60年7月1日~平成元年年3月31日 | 450万円 |
平成元年4月1日~平成9年3月31日 | 1,000万円 |
平成9年4月1日以降 | 1,200万円 |
(※「創意工夫で節税 税の便利帳」 平成22年05月01日16版発行より抜粋)