相続が起こる前に住宅のリフォームを行うと、相続税対策になるという話を耳にすることがあります。その理由は簡単で、リフォーム代金を支払うと手元の現金が減るので、最終的に相続財産が減るからだからです。
しかしこの話、よく考えてみると疑問も残ります。なぜならリフォーム代金を支払うことにより現金が減ったとしても、その分だけ建物の資産価値が上がるはずだからです。
一見「?」しか残らなさそうなこの話、実は正真正銘間違いでも何でもなく立派な相続税対策なのです。ただし実際はそんなに簡単なわけではなく、やり方を誤ると期待する程の節税効果を上げることが出来なくなってしまうので要注意です。
今回は、リフォームで行う相続税対策について解説していきます。
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