相続人として被相続人から財産を相続すると、個人の資産が増えて豊かになるようなイメージがあります。しかし、実は必ずしもそうとは限らないことをご存知ですか?
場合によっては相続税の支払いに苦しめられることもあるからです。実は、財産を相続したものの相続税が支払えないケースは決して珍しい事ではありません。
平成27年の相続税の改正により基礎控除額が今までよりも大きく引き下げられました。それによって、相続税の課税対象者が増え、相続税の支払いに苦戦する人が多くなったのです。
この相続税の改正により新たに課税対象者となった層のかなりの部分は、世間がイメージする、いわゆる「相続によって豊かになる人たち」とは異なります。
これは一体どういうことなのでしょうか?今回は、相続税が支払えない場合によくあるケースと対処法について詳しくみていきましょう。