生前贈与加算の対象期間が7年間へ!非課税特例をかしこく利用しよう

                   souzoku-station

2023年度(令和5年度)の税制改正により、生前贈与加算がこれまでの3年から7年に延長されることになりました。この改正に先立ち、2015年度(平成25年度)には相続税の基礎控除が減額されているため、これで贈与税も相続税も納税者にとってはかなり厳しいものとなりました。

とは言え、贈与税の節税に使える特例はこれ以外にもたくさんあるため、上手に活用して節税メリットを享受している人もたくさんいます。そこで本記事では、今回の改正で生前贈与加算がどのように変わり、その結果どれくらい相続税が増えるのかを解説したうえで、贈与税の非課税特例をかしこく活用する方法について紹介します。

続きを読む

まだ間に合う!中小企業は事業承継税制の特例を活用すべし

                   souzoku-station

中小企業庁が作成する「事業承継ガイドライン(第3版)」によると、日本の企業数の約99%を占める中小企業のうち、後継者が決まっているのは今のところ12%程度に過ぎず、半数以上の企業は後継者不在により廃業を予定しています。

労働者の約7割が就業している中小企業の廃業が続けば、そこで働く人々の職はなくなり、日本経済に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。こうした状況を踏まえ、中小企業の廃業を避け、事業承継を促進する目的で作られたのが今回紹介する事業承継税制です。

本記事では、事業承継税制とはどのようなもので、そのメリット・デメリットには何があるのかを整理したうえで、具体的に事業承継を進めるための方法について解説していきます。

続きを読む

バレなきゃ勝ち?タンス預金をこっそり相続するのは危険です

                   souzoku-station

相続財産には、預貯金や土地建物のように所有者の情報が何らかの形で登録されているものと、そうでないものがあります。そうでない代表が、タンス預金です。長い時間をかけて貯まったタンス預金は、本人でさえどうやって貯まったのかが分からず、手元の通帳と付け合わせてもまったく突合が出来ない場合すらあります。

「だったら、タンス預金をこっそり相続したってバレないんじゃないか」と思っている人はいませんか?実はこれが、大変危険なのです。

続きを読む

タワマン節税はまもなく終了?これからの相続税対策はどうなる?

                   souzoku-station

2023年6月30日、国税庁はマンションに係る財産評価基本通達の見直し案を発表し、2024年1月1日からの適用を目指すとの内容が報道各社によって報じられました。

今回の見直しはタワーマンションを用いた節税スキーム(以下「タワマン節税」)を封じることを目的としたものですが、そもそも、タワマン節税とはどのような節税方法なのでしょうか?

本記事はこうした疑問をお持ちの方を対象に、タワマン節税の仕組みやメリット、注意点などを整理した上で、タワマン節税は本当にもう使えないのかについて解説していきます。

続きを読む

知って得する!相続財産調査の方法と発見される財産の実態

                   souzoku-station

相続が発生した際、相続人の特定とともにやらなければならないのが相続財産の確認です。自分の財産を完璧に把握している人は少ないと思いますが、亡くなった人の遺産であればなおさらです。

本人に直接尋ねることができないので、財産すべてを洗い出すのが難しいことも珍しくありません。また、場合によっては莫大な債務がみつかることもあります。

財産を一度相続してしまうと相続放棄ができなくなってしまうため、気楽に考えているとあとで取り返しのつかないことになってしまう可能性もあります。

今回は、間違いなくスムーズに相続を行うための相続財産の調査方法について解説していきます。

続きを読む

知っておきたい!損害保険の相続方法と相続税の考え方

                   souzoku-station

生命保険は損害保険と比べると契約期間が長く、保険料や保険金が高額な商品も多くあります。また生命保険は相続時の節税などに利用できる場合も多いため、保険の相続といえば生命保険をイメージされる方も多いのではないでしょうか?

確かに損害保険は生命保険と比べると相続の際に見落とされがちですが、相続が発生した場合には生命保険だけでなく損害保険も相続財産として計上する必要があるかどうかを必ず確認しなければなりません。

事実、相続後の税務調査において、損害保険の計上漏れを指摘され、過少申告加算税や延滞税を支払っている人は少なくありません。

今回は、相続時に見落とされやすい損害保険の相続方法と相続税の考え方について解説していきます。

続きを読む

特別縁故者って?意外と知らない相続税の基礎知識

                   souzoku-station

亡くなった人に相続人が一人もいない場合、財産はすべて国庫へ帰属することになります。
しかし、全ての身寄りのない人の財産が国庫へ帰属するわけではありません。相続人がいない場合でも一定の要件を満たした上で申請を行えば、財産の一部もしくは全部を相続することができるのです。

このように被相続人と特別な関係があったと認められた人のことを、特別縁故者といいます。

本日はこの特別縁故者について解説していきます。

続きを読む

申告漏れはバレる?贈与税の申告手順を知ろう

                   souzoku-station

両親や祖父母など、個人から贈与を受けた場合には贈与税の申告が必要になる場合があります。贈与税の申告は、どのような場合に必要になるのでしょうか?

また、贈与税の申告を怠ったことで税務署に見つかって大変な目にあった人の話を耳にすることがあります。贈与税の申告漏れは、必ず税務署に見つかってしまうのでしょうか?

今回は、贈与税の申告が必要になる基準や手続きの流れ・申告漏れがあった場合について詳しくご紹介していきます。

続きを読む

土地を相続放棄したい!事前に知っておきたいポイントまとめ

                   souzoku-station

相続財産にはさまざまな種類があります。現金預金や有価証券、自家用車など色々とありますが、何といっても相続財産の代表格は自宅であり、もっと言えば「土地」です。

少し前までは相続財産の中心を占めていたのは、まぎれもなく土地でした。

しかし少子化による人口減少により都市部でさえ住宅用地が余りはじめ、今では引き取り手のない空き家をどうするのか、全国の自治体は頭を悩ませています。

実は、土地は必ずしも喜ばれる財産ではないのです。

相続したくなければ相続放棄をすればいいのですが、土地の場合ほかの財産放棄とは異なり、いくつかの注意しなければならない点があります。

今回は、土地を相続放棄したいと思った際に知っておきたいポイントについてまとめてみます。

続きを読む

相続法が改正!自筆証書遺言書の変更点を知ろう

                   souzoku-station

自筆で書く遺言書は誰でも手軽に書くことができる反面、書いたものが法的効力を発揮するための正しい書き方や、その管理方法には大変難しいものがあります。

書き方が難しいことは言うまでもありませんが、遺言書の存在を伝えておかなければ自分が亡くなった後で遺言を伝えることができない反面、内容が事前に漏れてしまうと場合によっては破棄もしくは改ざんされる可能性があるからです。

このように自筆証書遺言書は、手軽に作成できそうで実はハードルが高いため、これまではそれほど多くの人に利用されていませんでした。

またそのため、相続をめぐる相続人同士の争いは決して少なくありませんでした。

このような現状をかんがみ、遺言を積極的に利用してもらい相続に関する争いを防止することを目的として、2019年1月13日に自筆証書遺言書の作成方式が大幅に緩和されました。

今回は、自筆証書遺言書の作成方法の緩和により、何がどのように変わったのかを詳しく解説していきます。

続きを読む

ページトップへ